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岸辺露伴 ルーヴルへ行く : ミニ英和和英辞書
岸辺露伴 ルーヴルへ行く[きしべろはん るーヴるへいく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きし]
 【名詞】 1. bank 2. coast 3. shore 
岸辺 : [きしべ]
 【名詞】 1. bank (of a river) 
: [へん]
 【名詞】 1. (1) area 2. vicinity 3. (2) side (of triangle, rectangle, etc.) 4. (3) circumstances 
: [ろしあ, つゆ]
 1. Russia 2.Dew
: [とも]
  1. (n,vs) companion 2. follower 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [くだり, ぎょう]
 【名詞】 1. (1) line 2. row 3. (2) verse 
行く : [ゆく]
  1. (v5k-s) to go 

岸辺露伴 ルーヴルへ行く : ウィキペディア日本語版
岸辺露伴 ルーヴルへ行く[きしべろはん るーヴるへいく]

岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(きしべろはん ルーヴルへいく、''Rohan au Louvre'')は、フランスのルーヴル美術館と、フュチュロポリス社が2005年より実施してきたBD(バンド・デシネ)プロジェクトの第5弾として2009年に発表された荒木飛呂彦の漫画作品。123ページのフルカラー作品であり、物語は短編作品『岸辺露伴は動かない』シリーズ同様、岸辺露伴を中心に展開する。
== 制作の経緯 ==
執筆の発端は、荒木が2007年1月27日 - 4月8日に東京都美術館で開催された『オルセー美術館展/19世紀 芸術家たちの楽園』の手伝いで三菱一号館美術館初代館長の高橋明也と対談を行った事であり〔、そのきっかけを作った新聞社を通じてBDプロジェクトに日本の漫画家の参加を希望していたルーヴル美術館出版部副部長、ファブリス・ドゥアールよりオファーが舞い込み、荒木はこれを快諾した〔ARAKI HIROHIKO meets MUS E DU LOUVRE report #1 ルーヴル美術館が展開するBDプロジェクト〕。
その後ドゥアールが来日し、ミーティングが行われたがルーヴル側からの意向は「ルーヴル美術館を題材に、オリジナルの作品を制作すること。取材や資料提供などの協力は惜しまないので、あとはイマジネーションの赴くままに物語を描いて欲しい。」というシンプルな条件の提示に留まり、避けるべき描写に関する質問にも「特に無し。物語のテーマに我々が共感し、必要と感じる描写であれば、禁止する理由はない」という回答がなされ、荒木は連載のかたわら、物語の構想に入った〔。
2008年秋、荒木は取材と打ち合わせの為に2003年のパリでの個展「JOJO IN PARIS」開催以来5年ぶりにフランスへと渡り、ルーヴル美術館を訪れた。取材は2日間に及び、初日は普段入れないルーヴルの地下や屋根裏などに特別に立ち入りが許可され、休館日であった2日目には貸し切り状態で内部の取材を行えることとなった。また、この時にBDプロジェクトで編集作業を担当したフュチュロポリス社とページ数や本の形態、開きの方向、描き文字の扱いなどの打ち合わせを行っている〔 ARAKI HIROHIKO meets MUS E DU LOUVRE report #2フランス取材記 荒木飛呂彦ルーヴルへ行く〕。
ルーヴルでの2日間にわたる取材で着想を得た荒木は、企画展示用に物語のイメージを伝えるイラストと、作品の冒頭部分に先行して着手した。出来上がったネームは翻訳され、プロジェクト責任者のドゥアールに加え、ルーヴル美術館館長アンリ・ロワレットも目を通し、最終的なOKが出された事により、いよいよ原稿の執筆に入ることになった〔。
そして2009年、連載のスケジュールを調整し、時間を確保した荒木は初となるフルカラー作品の執筆に入る。ルーヴルのチェックを受けながら順調に作業は進み、執筆当初は60ページ程度の予定であった作品はデビュー前の露伴のエピソードなどを追加した事により、最終的に123ページという読み切り作品としてはかなり大規模なものとなった〔。なお露伴が主人公となった理由については、『ウルトラジャンプ』掲載のインタビューにて「新しくキャラクターを描き起こせばその人物紹介だけで何十ページも消費し、なかなかルーヴルの物語に入っていけないが、作者がキャラクターをわかっていれば、露伴を知らない読者にもスッと提示できる。」と説明がされている〔ARAKI HIROHIKO meets MUS E DU LOUVRE report #3 荒木飛呂彦に聞く漫画×BDへの回答〕。
荒木がフルカラーで漫画を制作するのも本作品が初めてである。フルカラーにした理由について、荒木は「BDプロジェクトに出展された4作品が全てフルカラーだと聞いたから。〔〔」「そういう機会はめったに無いから。〔」と説明しており、従来の色使いで全編構成すると読み手が疲れると判断した荒木はエンキ・ビラルニコラ・ド・クレシーマルク=アントワーヌ・マチュー等の作品を参考にフルカラー用の色彩感覚を学んだという〔。
作品の冒頭ページの複製原稿は2009年1月22日 - 4月13日にルーヴルで実施されたテーマ企画展『小さなデッサン展-漫画の世界でルーヴルを-』に展示された。日本の漫画家の漫画作品が展示されるのは、ルーヴル美術館史上初の出来事である。
フランス語版単行本は2010年3月下旬にルーヴル美術館内の書店と、ブックフェアでの先行販売が開始され、4月8日に一般発売になった〔。日本でも一部書店やネット書店がフランス版単行本の予約受付を開始した〔「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」仏語版、紀伊國屋で予約開始 コミックナタリー)〕が、その反響は受注を一時中止せざるを得ないほど大きかったという〔。
その後日本語に翻訳されたものが全123ページを『ウルトラジャンプ』2010年4月号 - 6月号の3号に分割してモノクロで掲載され、掲載に付随して、企画に参加した経緯などの作者へのインタビューも3号に渡って掲載された。この事に加え、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ通算100巻到達を記念して、小冊子「JOJO'S BIZARRE ADVENTURE VOL.100.5」が付録として収録されたことにより、『ウルトラジャンプ』4月号は初版7万部に加え、3万部が緊急重版される事態となった〔岸辺露伴好評につき、ウルジャン4月号重版決定ッッ!!! コミックナタリー)〕。掲載当時、単行本化については『ウルトラジャンプ』掲載のインタビューにて「準備中」と説明されており、発売日時については今後『ウルトラジャンプ』誌上、及び『ウルトラジャンプエッグ』で告知が行われる予定とされていた〔。その後、『ウルトラジャンプ』2011年5月号において2011年5月19日に本来のフルカラーで発売される事が告知され〔SBR完走!ジョジョ第8部「ジョジョリオン」は杜王町が舞台 コミックナタリー)〕、予定より一週間遅れの2011年5月27日に発売された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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